- ただ家計簿をつけるだけじゃなく、株式証券なども管理したい
- これからより投資を本格的にすすめていきたい
- おかねのコンパスもマネーフォワードも資産管理できるみたいだけど、なにが違うんだろう
家計簿機能だけでなく、株式や年金など現金以外の資産の管理ができるアプリが開発されている現代。
多くの家計簿アプリの中で、マネーフォワードとおかねのコンパスのどちらにしようか検討しているのでは無いでしょうか。
家計簿も資産管理もできるアプリとして有名なのはマネーフォワード。
細かいお金の流れを把握しながら、資産運用を考えることができます。
そして、株式会社マネーフォワードが東海東京証券のグループ会社と共同してつくったのが「おかねのコンパス」。
おかねのコンパスは、マネーフォワードのノウハウと、証券会社の株式に対するノウハウの両方が使われたアプリです。
資産管理において、とても特化しています。
ただ、今のままでは違いがよくわからないためどちらをダウンロードすればいいか分からないのではないでしょうか。
そこで、今回はおかねのコンパスとマネーフォワードの特徴を徹底調査しました。
本記事では、ふたつのアプリの違いとそれぞれをおすすめしたいひとを紹介します。
マネーフォワード・お金のコンパス、どっちを使おうか悩んでいる人はこの記事を最後まで見てみましょう!
目次
1.おかねのコンパスとマネーフォワードの基本機能
家計簿機能だけでなく、資産管理の機能もある家計簿アプリであるおかねのコンパスとマネーフォワード。
では、この二つに備わっている基本的な機能には何があるのでしょうか。
おかねのコンパス | マネーフォワード | |
運営会社 | 株式会社マネーコンパス・ジャパン | 株式会社マネーフォワード |
連携中のサービス数 | 約2620 | 約2620 |
連携可能数 | 無制限 | 無料:10個有料:無制限 |
レシート撮影機能 | なし | あり |
ポイントの有効期限確認 | 無料でお知らせ | プレミアム会員のみお知らせ |
年金の管理 | 総資産に含まれない | 総資産に含まれる |
おすすめの利用者 | 支払いに現金を使わない | 現金とキャッシュレスやネットショッピングの併用 |
連携する口座やカードの数に制限のあるマネーフォワード。
さまざまな種類のカードを併用している場合には、おかねのコンパスのほうが利用しやすいかもしれません。
ただ、レシートの撮影機能などの便利な機能がないのがおかねのコンパス。
それぞれのアプリの特徴を詳しく紹介していきます。
2.マネーフォワードの3つの魅力
利用者も900万人を超えるマネーフォワード。
家計簿も資産管理もできるアプリとしては一番有名なアプリではないでしょうか。
マネーフォワードには3つの便利な機能がありました。
- 現金などの追加入金ができる
- 細かいカテゴリに分類して管理できる
- 証券会社の株などの銘柄別前日比を確認できる
キャッシュレス決済だけでなく、現金にも対応しているマネーフォワード。
細かいお金の流れを丁寧に理解したいひとにおすすめです。
2-1.現金などの追加入力ができる
マネーフォワードでは、レシート撮影機能を活用すれば現金支払いも簡単に入力できます。
キャッシュレス決済が普及しているものの、現金決済をする機会もある現代。
キャッシュレス決済の管理だけでは、不十分なだと感じる人も多いのではないでしょうか。
また、レシートのない現金支払いも、手書きで入力できます。
おかねのコンパスでは、キャッシュレス決済にしか対応しておらず現金支払いの追加登録ができません。
基本キャッシュレスでも、現金を使わないといけない場面も存在しますよね。
家計簿を適切につけて家計を管理したいひとには、自分で追加入力できるマネーフォワードがおすすめです。
2-2.細かいカテゴリに分類して管理できる
マネーフォワードでは、「食費」などの大きな分類だけでなく、細かいカテゴリを設定して分類することができます。
使用金額だけでなく、使用用途も登録することで無駄な出費を抑える家計簿。
食費という大区分だけでなく、お惣菜なのか外食なのかによって分類でき、詳細に管理できるというわけです。
大区分は編集・追加・削除することができませんが、大区分以外では自由に追加もできます。
それぞれの家庭特有の支出に合わせてカスタマイズして活用したいひとには、マネーフォワードがおすすめです。
2-3.証券会社の株などの銘柄別前日比を確認できる
マネーフォワードでは、全体だけでなく銘柄別に前日の価格と比較することができます。
毎日株価が変動する株式証券。
銘柄別の前日比を確認することで、それぞれの証券の価格変動に敏感に気づけます。
毎日の変動を見ていると、価格が下落する兆候にもいち早く気づけることもありますよね。
しかし、おかねのコンパスでは全体の前日比しか把握することができません。
銘柄ごとの価格変動を見ようと思うと、自分で調べないといけません。
全体だけでなく、それぞれの株価の変動を楽に把握したい人にはマネーフォワードがおすすめです。
3.マネーフォワードは家計簿をつけながら資産運用もしたいひとにおすすめ
マネーフォワードは結局どういう人におすすめなの?
マネーフォワードは、家計簿を確実につけたうえで、資産管理もしたいひとにおすすめしたいアプリです。
家計簿アプリでありながら資産運用もできるマネーフォワード。
おかねのコンパスと比較すると、家計簿としての機能が充実しています。
キャッシュレス決済が普及しているとはいえ、現金での決済を完全になくすのが難しい現代。
おかねのコンパスのように手書き入力やレシート撮影入力ができないと、収支の管理が難しくなります。
マネーフォワードならすべての収支を把握できるので、無駄遣いもよくわかります。
家計簿を丁寧につけたいひとは、ぜひマネーフォワードを活用してみてください。
家庭の収支を管理して無駄を省きながら、資産を増やしていきたいひとに向いているアプリだね!
4.おかねのコンパスの3つの魅力
家計簿よりも資産管理を目的にしたアプリのおかねのコンパス。
おかねのコンパスには3つの大きな魅力がありました。
- 利用しているサービス全てに連携できる
- 私的年金の運用を分けて管理できる
- 「そなえるコンパス」との連携で保険も簡単連携
私的年金や保険との連携が充実してるおかねのコンパス。
万が一に備えながら、自分の資産を運用していきたいひとにおすすめです。
4-1.利用しているサービス全てに連携できる
おかねのコンパスでは、連携できるサービス数の上限がなく全て登録できます。
ただし、おかねのコンパスが連携していない電子マネーなどもあるので、要注意です。
様々なカードや電子マネーなどを活用して決済する人の多い現代。
もし連携数に上限があると、連携できないカードなどが出てきます。
せっかく自動で登録できるはずの家計簿アプリですが、手動での登録が必要になります。
いろいろなカードを活用するひとには、全て自動で登録してくれるおかねのコンパスがおすすめです。
4-2.私的年金の運用を分けて管理できる
おかねのコンパスでは、私的年金の運用と資産の管理を分けて行うことができます。
国民年金などの公的年金ではなく自分で掛け金をかけるiDeCoや確定拠出年金などの私的年金。
年金生活にそなえて、公的年金だけでなく私的年金を考えている人も多いのではないでしょうか。
将来自分のもとに入ってくる資産ではあるけど、いつでも現金化できるわけではない年金。
一緒に管理してしまうと、今使える資産がどれくらいあるのかを理解するのがむずかしくなります。
おかねのコンパスのように分けて管理することで、今運用できるお金が一目でわかるようになります。
私的年金も運用したいひとにはおかねのコンパスがおすすめです。
4-3.「そなえるコンパス」との連携で保険も簡単連携
おかねのコンパスでは、そなえるコンパスと連携することで、保険の管理も一度にできます。
そなえるコンパスは、おかねのコンパスと同じ株式会社マネーコンパス・ジャパンが運営しているアプリ。
万が一に備えるために活用できるアプリで、加入している保険を管理することができます。
保険の種類だけでなく保険料や支払い期間がひと目で見て確認できます。
また、保険会社への請求電話番号を登録しておけばいざと言うときにすぐに窓口に連絡できます。
家族で連携もできるので、本人が連絡できない時に家族が連絡することも可能。
そなえるコンパスをつかえば、万が一のときにすぐに対応できそうですね。
他の家計簿アプリなどでは、引き落とし額の登録はできても保険の詳細まで管理することはできないものばかり。
おかねのコンパスでは、将来にそなえるために加入している保険も一緒に管理することができます。
5.おかねのコンパスは資産と年金をわけて管理したいひとにおすすめ
おかねのコンパスは結局どういう人におすすめなの?
おかねのコンパスは、投資などの資産の運用をよくするひとにおすすめです。
すぐに現金化することはできない年金を、総資産に含まないおかねのコンパス。
私的年金を現金化できる総資産と同じように考えていると、投資可能額を見誤ってしまいます。
投資で資産を運用していくなら、いまの自分の総資産を適切に理解することが大切です。
ただ、お金のコンパスは現金での支出など自分で追加登録することができないため、口座から引き落としたあとの管理は自分ですることになります。
細かいお金の流れを把握したいひとにはあまり向きません。
家計の管理よりも資産運用のために総資産を把握したいひとには、おかねのコンパスがおすすめです。
家庭のお金の管理をしたいひとよりは、自分の資産を運用してどんどん増やしていきたいひとに会っていそうなアプリだね!
まとめ:自分にあったアプリでうまく資産管理をしましょう!
家計簿をつけながら資産管理もできるマネーフォワードと、資産管理に特化したおかねのコンパス。
たんす貯金よりも資産運用していくひとが増える現代。
ただ家計簿をつけるだけではなく、総資産の管理をもとめる人が増えています。
自分のもつ資産や株式証券の変動などを把握出来るので、どちらも便利なアプリであると言えるのではないでしょうか。
日常生活の細かい収支の把握をして、家計を管理したい人にはマネーフォワードがおすすめです。
反対に、投資などの資産運用のために自分の資産を把握していきたいひとにはおかねのコンパスがおすすめです。
おかねのコンパスでは家計簿機能が不十分だ、と思う場合は別の家計簿アプリと併用してもいいかもしれませんね。
何のために資産の管理をするのかを考えたうえで、あなたに合ったアプリを選んでみてください。